今日は茶道教室の日。
今日の茶杓の銘の候補は3つ。(茶杓の銘についてのブログはこちら)
- 雪代(ゆきしろ)・・・雪が解けて川や海に流れ出す水。
- 佐保姫(さおひめ)・・・春をつかさどる女神。
- 若緑(わかみどり)・・・松の新芽。緑立つ。
お稽古のその場の雰囲気でどれにするか決めるので候補は2つ以上用意しておく。言葉の意味も聞かれることがあるので、そちらも覚えておかないといけないとなると、悲しいが自分の記憶力のキャパを考えると多くても3個までしか用意できない。
そして今日は新しくネット購入した茶道入門セットを持っていく。入門セットを購入すれば懐紙(かいし)入れ、懐紙、帛紗(ふくさ)、古帛紗(こぶくさ)、扇子、菓子切りを一度に手に入れることができる。末尾※ことば豆知識※参照
初心者には嬉しいセットである。すべて揃う。今までは娘のものを借りていたのだが、ここまで茶道にハマってきてしまっては自分用のものを購入するしかないということでネット上を探しまくった。
お茶道具のお店で実際のものを見て購入したかったが、種類の多さと手軽さで考えるとやっぱりネット購入することに決めた。ネット購入は質感や色味が画面上で見るものと実際の品物では違うことが多いので悩んだが背に腹は代えられない。
でも今回は画面上で見た色、質感とも自分の想像以上に良いものが届いて大満足なのである。たまにこういった逆転大成功のネット購入もある。
私は形から入る人で、よく知りもしないうちから道具等を揃えようとする。今回も茶杓(抹茶粉をすくうもの)や柄杓(お湯や水をすくうもの)など、茶道をよく知りもしないうちに事前購入してしまった。なんだか教室で使用しているものとは違っている。品質の良し悪しで使用感が違ってくるのはわかるが、例えば柄杓、大きさが違うのである。これってそもそも種類を間違えて購入している?という感じなのである。
茶道は流派がいろいろあり、私の先生は「裏千家」である。
例えば私の購入した帛紗挟みなどの入門セットは裏千家と表千家では若干内容が違っている。裏千家では「古帛紗」というものがセットに入っていて、表千家セットには入っていない。
こんな感じで流派によって違いがいろいろあるので、よく知りもしない私が道具等をネット購入して失敗することもあるだろう。なので、店舗購入で店員さんと相談すればよいのだが、専門店でないお店の店員さんは茶道を知らない方もいる。実際、柄杓は店舗購入しているが、大きさの違いを聞いたがよくわからなかった。
実際柄杓が失敗だったかどうかは、結果がわかったら、また報告するとしよう。
さて、本日の茶道教室も、無心でお点前ができてよい時間が過ごせた。満足。
そして、本日の教室の雰囲気で私が選んだ茶杓の銘は「雪代」でした。
次回は「盆略点前」のお稽古がしてみたいと先生にリクエストしておいた。「盆略点前」とは裏千家特有の点前で、直径30㎝ほどの丸いお盆の上に、必要な道具を乗せてお点前をするのです。
いつ教室に通えなくなるかわからないので、なるべく早くに多くのことを学びたくて、先生にいつも無理を言ってしまう。ごめんなさい。でも、楽しみ。
※ことば豆知識※
《懐紙(かいし)入れ》
懐紙、古帛紗、扇子、菓子楊枝、など茶道の道具を入れる袋。
《懐紙(かいし)》
懐(ふところ)に入れて携帯する紙です。お菓子をのせたり、茶碗の飲み口をぬぐった指を拭いたりするときに使います。
《帛紗(ふくさ)》
縦が約28.5㎝、横が約27.5㎝の布で、亭主(お茶をたてる人)がお点前の中で道具を清めたり、窯の蓋を取るときに使います。
《古帛紗(こぶくさ)》
縦が5寸(約15㎝)、横が5寸3分(約15.9㎝)と横がわずかに長い小さな布で、点てたお茶を運ぶとき、客としてお茶をいただくときなど、器を乗せたり茶器の下に敷いたりして使います。裏千家で使用。
《扇子》
挨拶をするとき、席入り(お茶室へ入るとき)に使います。膝前に扇子を置くことによって「結界(これ以上そちらにはいきません)」を意味するようです。
《菓子切り》
茶菓子を食べるときに使います。
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